ひとり

歳を取るにつれて悲しい気持ちや孤独感が強くなっている。一人で生きていくことが怖い。現実的には一人で生きていくことは可能だとは思うけど、一人ではいられなくなった。大学に入るまでは孤独感を感じたことがなかった。周りの友達が恋人を欲しがるのを見て、そんなに欲しい?一人でも楽しいことはたくさんあるし、何も困らないよって思ってた。そこから年を追うごとに一人に対する不安を抱くようになって、ただの口約束だと分かっていても恋人が欲しいと思うようになった。なんでだろう。一度幸せを知ってしまったから?絶対的な味方が欲しいから?どうすれば、恋人いなくても楽しめてるよ!っていう感情に戻ることができる?最近なんて特におかしくて、浮気されていないかどうかを異常に気にする。相手に対してそういう言動は取らないけど、心の深い部分でずっと気にしてる。冷静に考えると相手が浮気していようがしていまいが構わない。隠れてしてくれていればいい。どうして同じ一人の人間を私は独占しようとしてしまうのだろう。恋人は独占するのが当たり前だっていう感覚があるのだろう。脳から自然と生まれる嫉妬とか疑念の感情に自分が支配されていることが悲しい。こんな人間にはなりたくないのに。歳をとるにつれてこういう醜い感情が増えていくのであれば生きるのってかなりきつい。今ですらかなりきついのに。いつからこんなメンヘラになった?最終的に自分のもとに戻ってきてくれて一番って言ってくれるなら他の人がいようが別にいいじゃないか。と、頭では分かっている。夏目さんのように生きていたいのにうまくいかないなぁ。強く一人で生きていける漢気溢れた女になりたい。